Tさんのこと

(パソコンの不調でアップデートが遅れました。)

Tさんに会ったのは、地元の山の会による

イスクライミング・プログラムでした。

 

プログラムの構成は、約20名の生徒と

ボランティアのインストラクター数名。

 

内容は、ボストン市内での2時間の講習2回と

週末泊まり込みの実技2回からなります。

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アイスプログラムの宿泊はHarvard Cabin

深い雪に包まれた山小屋の灯りは懐かしい温かさ。(2020 Feb)

インストラクターの一人であるTさんは

背が高くて頑丈そうな体幹をした、

60代(?)のおじさんです。

 

知識が豊富なことはもとより、

言葉で伝えることがお上手で、大変勉強になりました。

 

そのTさんに、

もっと山を楽しむ為のアドバイスを乞うたところ

「天気が悪くなる時に、道具一式を詰めたリュックを担いで

麓の散策路を歩きに来なさい。

空や風の様子が変化する様子を自分の目で観察しなさい。

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雨のロンサム・レイク  (2015 July) 

煙る湖の対岸に見えるの山小屋が童話の一場面のようでした

濡れて重くなった荷物を背負って

風に吹かれて歩く惨めさを、安全な場所で体験しなさい。

山の天気の怖さと自分の限界を知れば

自分らしい楽しみ方が見つかる。」

なる主旨の返事がありました。

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キンズマンの滝 (2015 July)

前日のまとまった雨のお陰で見ごたえある水量

それ以来、いわゆる「行楽日和」ではない日でも

何か学べることを探しに出かけるようにしています。

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リバティ山(2018 Dec)

冬でも人気の山で、頂上までは木々に囲まれた一本道。

雲の向こうにぼんやり光る太陽が神秘的でした。