ドッグタウン("Dogtown", MA)バブソン岩群のこと
さて。ドッグタウンについて、前回はその歴史のお話をしました。
今日の話題はこれです。
ドッグタウン跡地を厳しい標語で気まずくかつ楽しく飾る
バブソン岩群(Babson Boulders)です!
ロジャー・バブソン (1875–1967)は、ドッグタウンを擁するグロースターの出身。
マサチューセッツ工科大学を卒業後、投資家として成功をおさめ、
大恐慌時代、失業に苦しむ石切り職人の救済策として
ドッグタウン跡にちらばる大岩に標語を刻むプロジェクトを立ち上げました。
それが「バブソン岩」Babson Bouldersと言われるものです。
バブソンのお陰で、ドッグタウンは知る人ぞ知る隠れ人気観光地になったのです。
しかし、その標語、耳が痛いのなんのって...
まだ沢山のバブソン岩があります。
いつか実際に見に来てください。
バブソン氏は、お金持ちなだけではなくかなり奇特な方だったようです。
1940年には禁酒党から大統領候補として出馬しています。
(禁酒法自体は1933年に廃止)
(終わり)